HOME > ブログ > アーカイブ > サッカースクール: 2020年10月

ブログ サッカースクール: 2020年10月

子どもの習い事


今の子どもたちが習い事としているものはどんなものが多いのか。
複数サイトを調べた結果なので、「これが絶対!」というわけではありません。ご了承下さい。

まず1位は[水泳]
これ関してはどのサイトも共通していたので絶対ですかね。。。(笑)
体力アップに加えて、喘息持ちのお子さんがやったりしますよね。

そして、2位の[学習塾]
もちろん、高学年になるほど通っている子が多い傾向にありますが、公文なども含めると2~3年生くらいから大半の子が通っている印象です。
そして、保護者の立場からしてもまわりが通っているから自分の子どもが通っていないと不安にもなるみたいですね。。

昔(親世代の30年位前)と今を比べると、
増加傾向にあるのが、
英語(英会話)、スポーツ関係の習い事、PC関係(通信教育)などですね。
英語は30年以上前から習い事として地位を確立していますが、小学校の授業時間も増えたり、いまだに緩やかに増加しているようです。

スポーツ関係は、TVゲーム等の発展により子どもたちが外で遊ぶ時間が30年前より大幅に減ってしまっていることはデータで明らかになっていますが、体を動かすことを「習い事」という枠として時間を確保している傾向にあるようですね。

PC(通信)関係の習い事が増えているのは、言うまでもないですね。
プログラミング教室等に通う子供は毎年すごい増えていて、これから数年もさらに増えていくでしょう。

逆に減少傾向にあるのが、習字やそろばんでPC・スマホ・インターネットの普及により活字を使う機会の減少や計算機・電卓が内蔵されていることが大きな要因だと考えられます。


スポーツ関係の習い事に限れば、
(競技別に分けたので運動教室などは省いています)
昔も今も水泳は不動の1位です。
ここ数年で伸びているのは、ダンス、リトミックあたりでしょうか。
サッカーの方が野球より人気なのは、競技別の人気ということもあるのかもしれませんが、
フットサルコートの普及によりサッカーの方が野球よりできる場所が増えた。ということも要因かもしれません。
サッカー・野球・空手などは圧倒的に男子の比率が高く、
ダンスは女子の比率が高い習い事です。
水泳・バスケ・テニスなどは男女比もほぼ均等と言えます。


ここからは個人的な感想ですが、
昔に比べて習い事をしている子が多く、それも習い事が週1・2というより週3~5という子ども達も非常に多いです。
僕が今まで見てきた子ども達も
(月)~(金)まで全部習い事。土日は少年団。なんて子めちゃくちゃ多いんです!
子どもから「やりたい!」という場合、親がやらせたい場合、様々あると思いますが、個人的には、
子どもたちには「何もない日」といのは非常に大事だと思います。
その時間に友だちと遊んだり、ダラダラしたり、やりたいことやったり。。。

大人でも、だらだらスマホ見る日、SNS見てたらサイト飛びまくってたりyoutubeにどんどんオススメ出て来たりエンドレスで見てたり。
そんな日があるから頑張る日もあるんですよ。
子どももそうでなきゃ。
子どもの中にも「習い事全部大好き!やめたくない!」という子もたくさんいます。
好きでやっている時間でもリラックスしている時間ではないので。

そういう時は保護者が自制してあげる事も時には必要だと思います!

褒められて伸びる子は本番に弱い


少し極端なタイトルをつけましたが、
「褒めて伸ばす」を勘違いして、間違った使い方をしている大人が多いので(自分も含めて)、戒めの意味も込めてつけました。

子どもや、それ以外の場面でも人を育てる上で、褒める事って実はとても簡単な作業ですよね。
褒めれば大抵の相手は良い気分になるし、それなりに良い関係が築けると思います。
注意したり説明したり実践する方がよっぽどエネルギーが要ります。

僕もコーチという立場で保護者の方から真顔で言われることがあります。
「うちの子、褒められて伸びます」
いやいや、褒められて嫌な気分になる人はあまりいないですよ。(笑)

いわゆる「褒められて伸びるタイプの子」とそうでない子の差は、褒められることに対する興味の差です。
正確には、「褒められることにしか興味がない子」です。
要するに本質的な良い悪いの理解ではなく、褒められたから良い、褒められなかったら良くない、という判断で動いています。

そういった子は良し悪しの判断材料が、「褒められた」かどうかなので、
失敗をしない方を選択をすることが多く、チャレンジする回数も少ないです。
常に失敗しない安全な選択をしてきた結果、
少しの失敗でも落ち込んでしまう子ができてしまったり、いざという本番に弱い子が多いです。
褒められること自体にあまり興味のない子は、自分の判断基準を持ち失敗を恐れずチャレンジする傾向が強いです。

褒めること自体は当然悪い事ではないですが、使い方を間違えたり乱用してしまうと危険だということです。
僕自身も子どもたちを褒めているときに、なんでもかんでも褒めてないかな、ラクしてないかな、というのは自問自答するようにしています。

自分が相手(子どもや後輩など)と良い関係を築く為の逃げ道ではなく、
良いことは良い、悪いことは悪い、とぶれない基準を持った上で褒めることが重要だと思います。

子ども達が、「どうしたら褒められるか」を考えるのではなく、
「どうしたら結果に繋げられるか」を自分で考えることが重要です。

大事なことは褒めることより信じることです。

と、言っても、
自分自身も「この子褒めたことしかないなー」「悪いところが一個も見つからないなー」なんて子も結構いますが。。(笑)
女の子に多いですかね。。。(笑)

友人知人、仲間など、相手を育てようという意思がない場面では、それはただの「感想」なのでどんどんポジティブな言葉を出して良いと思います!
「素晴らしい」「ナイス」「良いね~」
自分の心から出る感想は遠慮することはなくどんどん出していったらと思います!

なぜ足が速い子はモテるのか?


小学校の頃って足が速い男子はモテますよね。いわずもがな。

足が速いこと以外にも
イケメンだったり、
おもしろい子だったり、
勉強ができる子だったり、
おしゃれだったり、
いろんなパターンはあると思うんですけど、そうは言っても、
「小学生は足速いとモテる」
は絶対的価値観で間違いないですよね。

なぜ足速い子がモテるか考えたことありますか?

あくまで個人的な見解ですが、、、
足が速い子自身が、意識的か無自覚か別として「足が速いことは良いことだ、人より優れている」というのが根本にあります。
そして、足が速いことは小学生万人共通の価値だとも認識しています。
つまり自分が優れている部分をアピールしなくてもみんな自分の価値を認めてくれているという思いがあります。
だから周りが自分を認めてくれているという自信があり、周りにも優しくできるのだと思います。

自信のない子は自分が優れている部分を一生懸命アピールしたり知らせようとします。
それ自体は悪いことではないと思いますが、話を大げさにしてしまったりその延長線上にウソをついてしまうこともよくあることです。
足が速い子は自己承認欲求が満たされている為それもする必要がありません。
足が速い子でも性格悪かったり意地悪だったりすることも当然あるとは思うんですけど(笑)

「足が速いからモテる」のではなく
「足が速いことがきっかけで自信を持っていて人にも優しくできる」ということだと思います。
当然モテますね。

子どもの頃は色々なスポーツや遊びを経験して楽しんでもらえれば良いなと思います。
しかし、自分は指導者という立場で、自分が見ている子たちを成長させなきゃ意味がないとも思っています。
楽しくやれればそれでいいじゃん。という考えがもちろんOKだとは思いますが。

好きなスポーツを通じて子どもたちが、
「自分は周りよりうまい」「俺はがんばった」となにかしらの自信を持てるようになるには、
自分で実感できるくらいの成長と一定の結果も必要だと思います。

成長や成果に繋げることで本人の自信となり、アイデンティティの要素となるのであれば、絶対に成長させてあげたいなと指導者としては思います!

そして教え子はできればみんなモテてほしいですね!!

試合に出られないチームなんておやめなさい。


「試合に出られないならやめちゃいな」
もし小学生の子どもがチームで補欠で、試合にも出してもらえない状況であればそのチームはやめてしまった方が良いかもしれません。

先日、こんな話を耳にしました。
「うちの子が全然試合に出してもらえないんです。そんな重要な試合でもない状況でも。

チームが勝利を目指す上で、実力差があり試合に出られるメンバーが限らでれるのは当然のことです。
それが中高生以上、または大人であればしょうがないと受け入れることかもしれません。

しかし、小学生のうちは試合に出ることはとても大事です。
試合で学べるもの、試合でしか経験できないことは多くあります。
補欠でも試合に出るチャンスを与えてもらうべきです。

負けたら終わりのトーナメント戦やその一点で次のステージへ勝ち上れるかどうかが決まる試合で、
1点でも多くの得点で1点でも少ない失点で勝利を目指すことは監督やコーチ、指導者の責務です。
でも小学生のうちの試合はそのような状況じゃない試合ってめちゃくちゃたくさんあるんです。
そのような状況でも勝利だけに固執し試合に出るメンバーを固定して
補欠メンバーが試合に出られないことは指導者の怠慢か実力不足です。
小学生のサッカープレーヤーひとりひとりを育てることも勝利を目指すことと同じく責務なのです。

そんな指導者のチームはさっさとやめた方が良いでしょう。
大人が就職先・転職先を探す時に何千何万という企業が日本にはあるように、それと同じくらい日本には無数のサッカーチームがあります。
そこからまた選べば良いだけです。

高校野球(甲子園)を野球人生のひとつのゴールに定めている子どもはたくさんいると思います。
しかし、小学生サッカーを、サッカー人生の終着点に決めている子どもを見たことはあるでしょうか。。

小学生のうちのサッカーは通過点でしかありません。集大成ではありません。
現状が「補欠」という立ち位置の小学生でも、今後大きく成長したり大化けする可能性は無限にあります。
試合に出られないということは、その可能性を指導者である大人が奪っているということです。

事実として、日本サッカー協会は小学生全員が出場機会を得られる状況で試合形式を組むことを推奨しています
小学生サッカーが8人制だったり、あるいは低学年で5人制サッカーだったりするのも多くの子どもたちが出場機会や試合に関わる機会が得られるようにすることが狙いです。
それ以外にも前半・後半というくくりだけでなく全員が出られるようにするセット数を組んで試合をするなどの創意工夫が小学生サッカーの指導者には求められています。

同じ指導者の立場として、「接戦」「負けたら終わり」「得失点差で争っている」そんな状況であれば出場できない子が出てしまうことも理解できますが、そうではなく、どんな試合でも出られない状況なのであれば小学生のうちはさっさとチームを変えることをおススメします!

試合に出られていない子を持つ保護者さん、子どもの為に是非ご検討ください。

1

« サッカースクール: 2020年9月 | メインページ | アーカイブ | サッカースクール: 2020年11月 »

このページのトップへ

無料体験申込み