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子どもの成長には先行投資と放置力
クロノスフットボールクラブ代表の板垣です。
クロノスフットボールクラブを立ち上げ9年目に突入し、2017年に4歳でお預かりさせてもらった子が小学校6年生になりました。
一度もバズることなく徐々に規模を大きくし、現在は70名弱のお子さんをお預かりさせてもらっています。
また2023年にはSIEGジュニアユースという中学生向けのクラブチームを設立し、3学年で50名程度の中学生選手をお預かりさせて頂いております。
これまで累計では300名程度をお預かりさせて頂き、個人レッスン、単発レッスン等を含めると1000人を超えるお子さんを見させていただきました。
経験年数が増え、段々と
「この子は成長するな」
「この子はこの後伸びるな」
「この子は今はいいけど、、」
というような感覚値の精度も上がってきました。
実際に、小学生年代で見させてもらってたい子どもたちが中高校生となり、
その後、選手として、また一個人としてどのように成長しているか。
というデータも溜まってきました。
その結果、子どもの成長にはこの2つは欠かせないな、というものができました。
それが投資力と放置力です。
「投資力」は、その名の通り、
「自分の子どもに対してどれだけのお金と時間を投入し、より良い環境を作れるか」
という親の協力を指します。
お金か時間か、あるいは両方を投じれることが、子どもの成長にとっては有益だと思います。
実際、サッカー界でも大成する選手は「家庭が裕福だった」というケースが増えてきています。
各家庭の世帯収入と完全な因果関係はないと思いますが、ある程度の相関関係は見受けられます。
しかしそれ以上に、
「親が子どもの教育にどれだけ投資(お金と時間)を惜しまないか」
という意識の差が成果につながっています。
現代では投資を惜しんで子どもの成長を願うことは、(特にサッカー界では)ほぼ奇跡に近いです。
これにははっきりと理由があるのですが、長くなりますので割愛します。
次に「放置力」です。
昨今、ずばり過干渉、過保護な親御さんが増えていることは間違いないと思います。
もちろん昔からどの時代にも、過保護な家庭は存在したわけですが、時代背景から割合は上がっていると実感しています。
過干渉・過保護のデメリットとしては、
・子どもが自分で判断できなくなる
・子どもが幸せを感じづらくなる
という懸念材料があると感じています。
これも、全てを説明するととても長くなってしまうので割愛しますが、一つ言えるのは
「幸せは相対評価だから」です。
子どもに過保護にすればするほど、後から「不幸せ」と感じる機会は増えるということです。
なので親のスタンスとしての理想は「金は出すけど口は出さない」です。
非常に難しいですよね。。
ほとんどの親御さんが出来ていないかと思います。
プレミアリーグのオーナーでも、ほとんど出来ていないので大丈夫です。
僕も人の親として「出来ている」とは到底思えません。。
ということで、個人の感想ですが、つらつらと本音を書かせていただきました。
引き続きよろしくお願いいたします。